こんな気持ちでいられたら

ロートル病理医。地味な医者ですが、縁の下の力持ちでいられることに誇りを持っています。

世界に春はやってくるのか

沿岸部は曇り

昨日、岐阜で桜の開花が確認され、いよいよ桜前線が始まった。

たかが桜の開花が全国ニュースで報じられるというのも、なんとものんびりした話だと思う。
それでも、この話題が元気の素になる人は多い。
やはり桜は日本を代表する花だ。

東京も明日開花するとのことで、鎌倉もそろそろだ。
一昨日の日曜日の段葛の桜はまだ全くだったが、散歩をしながら気の早い花を探すのも楽しみだ。

 

北風と太陽という話がある。
あれは、暖かな陽気が旅人のコートを脱がせるという寓話で、太陽は春の陽気に通じる。

嵩張るコートを脱げば、身も心も軽くなる。

人間という薄皮一枚で生きる生物にとって衣服は大切なものだが、それが少なくなる季節はやはり嬉しい。
まさしく「春よ来い」である。

そして、今年の冬の寒さも、桜の開花とともに過去の記憶になっていくはずだ。

 

喉元過ぎれば熱さを忘れるという、季節の場合は冬だが、今年の春もそうなってくれるだろうか。

先行きの見えない世界情勢。
石油危機への懸念もあり、不安はむしろ強まっている。

前線というと戦争だが、その戦争もまた、これまでとは違う様相を見せ始めている。
かつて太平洋戦争で航空機が戦争の形を大きく変えたように、いまは小さなドローンが戦場を揺さぶっている。

戦争というものの形が、また一つ変わりつつあるようにも見える。

 

多様性を無視しては世界は成り立たない。

ドローンだけでなく、電脳世界や宇宙など、新しい領域が次々に広がっている。
それぞれの世界がそれぞれの力を持ち始めている。

そう考えると、それらを受け入れることで、新しい秩序が生まれてくるのかもしれない。

もしそれが地上に平衡をもたらすなら、それが世界の春になるかもしれない。