こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

平和と書いてピンフと読んでいたころ

私の病院の男子トイレのひとつに、アサガオ3、個室3、手洗い2、という組み合わせの場所がある。 あるとき、入ったら、個室三つのドアが閉まり、アサガオを二人、手洗いを一人が使っていた。 『イーシャンテン(一向聴)』即座にそう思った。実際、私が入…

なんとなく過ごした一日

私の願いは、病理学会での発表が無事成功することよりも、学会終了後、紀伊國屋か三省堂のような大きな本屋で2、3時間うろうろして面白そうな本を探すことだった。 結局、3日目の帰りがけに新宿の紀伊國屋に寄って、2時間ほど店内をうろうろして、妻に頼まれ…

日本の医療の将来の一翼を担うべく病理学

第101回病理学会が終わった。 初日は一日、二日目は総会から、今日は朝から宿題報告まで。 それぞれ、自分の示説発表、座長、講演、講演、委員会。とまあ、後にも先にも無いような忙しさだった。もちろん、コロ健のレベルである。 先日上梓した本も平置きに…

二番を受け入れさせる国

第101回日本病理学会の特別講演、演者は「はやぶさ」プロジェクトのプロジェクトマネージャーの川口淳一郎教授だった。 「はやぶさ」プロジェクトの成功は、世界に冠たる輝かしい成果であった。宇宙科学など、米国の専売特許のようなものかと思っていたが…

なんとか乗り越えました・・・病理学会初日

病理学会初日。 発表2、座長2。なんとか、やり通した。ポスターセッションの発表一つと座長二つ、声がかれてきたところで、口演30分。つらかった。 いろいろあって、こんな羽目になったのだが、終わってしまうと後悔ばかり。 いつものことながら、雨あられの…

そこのけそこのけ車が通る・・・ならば道路に段差を設けて!

京都で悲惨な交通事故が起きた。通学中の児童の列に居眠り運転の自動車がつっこんだとのこと。 自分もしばしばハンドルを握るが、こういうニュースを見聞きするといたたまれなくなるし、自分が当事者になったときのことを思うと戦慄を覚える。 いつも思うこ…

花壇

日の出が4時台になり、気温も20度近くになってきた。 とても過ごしやすい季節が到来した。 わが家は横の道路の壁との間に玄関までの通路を作っているのだが、その隙間に土を入れている。 通りから見れば裏なのだが、玄関があるので表、という場所なのだが…

何度やっても酔えん会(予演会)

施設内の病理医と、関連臨床科の先生方を交えて、木曜日と金曜日の講演の予演会を行った。 いつものことながら、落ち込む。 いったい、これまでの病理医人生って、なんだったんだろう?とつくづく思う。 内容もさることながら、時間調整もうまくいっていない…

かじり-つ・く【齧り付く】

広辞苑によれば、かじりつくの意味は、 1) くいつく。かみつく。 2) 離れないようにしっかりと物に取りつく。しがみつく。 (比喩的に)地位などに執着する。「母親にー・く」「大臣の椅子にー・く」 とのこと、 そうすると、ここ数日来、私は「顕微鏡にー・…

同時進行というのは気が散っているということではない

いよいよ病理学会前最後の土日である。 結局のところ、仕事の合間を縫って準備をする、などということはできず、休みの日に朝から学会準備モードでやるしかない。 本当は、例のアトラスの出版記念パーティーでも開きたいのだが、それどころではない。 先日も…

書籍(アトラス)上梓

ある時、上司と「ここの症例のうち、典型的なものとか、比較的まれなものをまとめたら、そこそこの教科書ができるのではないか」と話をしたことがきっかけとなり、これまで原稿を書かせてもらったことのある出版社にアトラスを出そうという企画を持込んだの…

高齢者の胃瘻造設に関する記事と心疾患の青年の映画

昨日の朝刊に、高齢者の胃瘻造設治療についてのオピニオン記事(朝日新聞、耕論)が掲載されていた。賛否の論議を読み、わが身の行く末にも置き換えつつ出勤した。 職場ではいつも通りの仕事をして、症例の予後をどうの、この疾患はどうのと、診断書を書き、…

咲いてよし、散ってよし

桜というのは咲いてよし、散ってよしの素晴らしい木だ。 このあいだ、段葛を歩くのが大好きな息子が 「ねえ、桜って、あっという間に散っちゃうよね。せいぜい2週間だよね。 日本人て、本当にこれが好きなんだから、不思議だね。」と言ってきたので、 「な…

私たち日本の空の防人(さきもり)

去年のことだが、NHKのラジオドラマ「空の防人」というのを偶然聞いた。 先の大戦時、聴音兵という、兵士になって、国のお役に立とうとする目の不自由な少年の話だった。 その仕事というのは、遠くから迫り来る爆撃機の音をいち早く察知し、味方に知らせる、…

安請け合いの精算日(病理学会)まであと10日

コロ健、病理学会の会員になってはじめての同一学会3演題発表。最初の発表までいよいよ残すところ10日となってしまった。 準備は3演題同時進行でやっているが、進捗状況はなんとも芳しくない。 私のいる病理診断科ではないが、同じ施設内にすごく優秀な…

続・ミントとのおつきあい・・・地植えは禁忌

昨日、こんきも(このブログ)にもコメントをいただいたが、ミントに関する苦労、多くの人が経験しているようだ。 食堂でお昼を食べながらミントの話をすると大いに盛り上がる。 私(コロ健)のまわりだけでも、私の上司と去年のナイスガイレジデント君。 上…

ミントとのおつきあい

昨年、ミントの使い方ということを記事にしたためた。 まずは、ミントの上手な使い方と題して、ずいぶん増えてしまったミントを大胆に切って、ミント水を作ってみたことを、得意気に披露させていただいた。 これで、だいぶミントを減らしたと思っていたのだ…

体調の変化とストレス

久しぶりに朝から調子が良く、いつもの時間(冬に入る前、11月頃)の横須賀線に乗った。 10日ほど前から、朝起きて窓を開けたときに、鳥達のさえずりが聞こえるようになっていた。シジュウカラとホトトギスしかわからないが、ほかにも多くの美しい声が聞…

コロ健の鎌倉桜情報(ただし、鶴岡八幡宮界隈だけ)

病理学会の準備(ポスター 1,CM 2)がいよいよ、行き詰まってしまい、コロ健、ここ数日完全に思考停止に陥っています。 今朝は、ちょっと早起きしてナイトと鶴岡八幡宮まで散歩に行ったので、その時の写真を並べさせてもらいます。題して、コロ健の鎌倉桜情…

おしめり

今日は朝から雨の予報、幸い花散らしの雨となるほどではないようだ。 今夜はあれこれ考えず、少しばかり、学会の準備に励もうと思うので、写真だけで失礼します。 自分としては、写真だけ並べるブログって、本意ではないのですが・・・。 病理学会まで、あと…

犬でも歩き続ければ

4月某日の出勤時、病院の手前の公園の中の、例の、肺だか腎臓だかに見えてしまったケヤキの大木のみえるところで、ストレッチをしていたら、遠くから、見覚えのある背格好の男性が歩いてきた。 「どこかで見たことがあるのだが・・・」 そのままストレッチを…

愛することの反対はなに?

ある日、妻に 「愛することの反対は何か知っている?」と尋ねられた。 一体何のことか分からなかったが、とりあえず、「愛憎」という言葉があるから、 「憎む。かな?」と答えた。 「違うの、今日ラジオで聞いたんだけど、憎む、ではないのよ」 「じゃ、嫌う…

娘のハープの発表会@神戸&心斎橋デート

病理学会の準備で、尻に火がつきかけているのに昨日はお祝い、今日は中三になった娘のハープの発表会の付き添いで神戸まで行った。 学会以外で関西に行くなんて、阪大での病理専門医(当時は認定医)試験以来初めてのこと、学会の準備のための論文を読みつつ、…

職人さんの褒章受章記念パーティー

妻が仕事でお世話になっていた職人さんが、褒章を受章した。 今日の来賓の方のうんちくを聞くまで、褒章と勲章の違いも知らなかったのだが、いずれにせよ、立派なことをされてきたことを評価されての受章で、今日はそのお祝いのパーティー。 私は、人付き合…

室内犬への道

今日はフラットコーテッドレトリバーのナイトの2歳の誕生日。 組織球腫ができた時はちょっと(どころか、相当)心配したが、傷跡はいまでは全く見えなくなり、再発もなく元気に過ごしている。 近所では結構有名らしく、娘が散歩に連れて行ったら「ナイト、…

刻一刻、迫り来る病理学会

いよいよ春本番。 今週末から、来週にかけては鎌倉もいよいよ桜が満開だ。ちょうど、月も大きくなってきて、夜桜もとても楽しみだ。 だがコロ健、今月末の病理学会のことを思うととたんに頭が痛くなる。これだけで、もう割れそうだ。 演題が3つあるのだが、…

もう少しで咲いた病院の桜の木の伐採

先日、庭のミモザ(パールアカシア)の枝を誘引しようと思って、枝先に紐をかけてぐいぐい引っ張っていたら先の方がポキンと折れてしまった。結果として剪定することになってしまった。 たくさんの花房がついていて、このとてつもなく寒かったこの冬を乗り越…

春の嵐・・・というか、これほどまでになるとは。

この春は12年ぶりに春一番が吹かなかったとのこと。 この調子で、穏やかに過ぎていくのかと高をくくっていたのだが、あにはからんや嵐が多い。 先週の土曜(3月31日)も結構な大雨だったが、今日はもっとひどくなるとの予報。 朝のうちは、春の陽光がさんさ…

2012年3月の読書記録

私は音楽は好きだが、自分で弾けるのは、小学校時代習ったピアノと、社会人になってからチャレンジしたウクレレ。でもピアノはほとんど忘れてしまったので、妻が持って来たピアノは家においてあるが、鍵盤を見ることは数ヶ月も無いし、ウクレレはケースの中…

人を見かけで選んでは・・・

不肖、コロ健、美人には弱い。これは、私に限った話ではなく、洋の東西を問わず、人間だれしも美男美女に弱いというのは、一般的なことだろう。 美人をめぐるいろいろな小説、評論も数多く出ているが、それらを読んでもなぜかはよくわからない。 しかしなが…