こんな気持ちでいられたら

ロートル病理医。地味な医者ですが、縁の下の力持ちでいられることに誇りを持っています。

ニッチなところに面白みを見つける

5月26日 湿度は低く、少しひんやりした朝

先週末の講演をなんとか切り抜けたが、今週もちょこちょこ色々ある。

次の講演まであと2週間となり、切り替えて頑張ろうというところ。

 

私が自己紹介に書く専門領域は、5つ程度ある。

どれもとてもニッチな領域で、国内で看板を出している病理医はそれぞれ十人に満たないだろう。

こういう領域で2、30年やっていると、知識はそこそこでも経験だけは蓄積する。

一番危ないパターンだとは思うが、まあなんとかやってきている。

 

病理医には勉強熱心で優秀な人が多く、それぞれの人が私がお山の大将的にやっている領域に参入してきたら私なぞあっという間に不要になるのだが、不人気な領域だけに手を出す人は極端に少ない。

不人気の理由は色々あるが、何よりも潰しがきかないのだ。

そもそも病理医という仕事が潰しがきかないが、その中で特定の患者さんだけ相手にする様なことをしていたらもっと潰しがきかなくなる。

 

そんなわけで、それぞれの領域から年に一度ぐらいお声がかかるので、ぱらぱらと講演で話したり、原稿を書いたりすることになる。

定年まであと数年だから、あと一周ぐらい回ってくるかもしれない。

誰もやっていないことをするというのは、案外面白いことだ。

 

一つ大事なことは、やっている人が少ない領域というのは、お金もあまり集まってこないということを肝に銘じておく必要があるということだ