こんな気持ちでいられたら

ロートル病理医。地味な医者ですが、縁の下の力持ちでいられることに誇りを持っています。

より良い日本人を目指して生きよう(今年の抱負)・・・NY滞在記 第9日

寒い朝 −6度

年末のタイムズスクエアでのカウントダウンの中継放送では集まった人たちに、さまざまなインタビューをしていた。

日本と同じで、インタビューアーが「どんな年にしたいですか?」という質問をすると、健康、平和、学業など、ささやかな、しかし大切な願いを、皆口にしていた。

人間の願いは、洋の東西を問わず同じだ。

 

私の願いも皆と大して変わらず、健康であること、世界が平和であること、仕事が順調に進むこと(それは患者さんの幸せにつながる)などだ。

具体的にこれ、というものもあるが、この年になってくると、どれも「どうしたらいいか」ということはわかっている。
それを実行する努力さえ続けられれば達せられることばかりで、やはり基本は、心身ともに健康であること、に尽きる。

 

今年で63歳。

耳順の年を過ぎてしばらく経つが、ようやく他人の言いたいことが、少しわかるようになってきた気もする。

NYの喧騒にまみれていると、そのことがいっそうよくわかる。

これほどまでに多様な人が、勝手に動き回っている世界に巻き込まれると、人間のエントロピーは本当に無定限で、止まることがないのだと実感する。

ということは、人間に歯止めをきかせようなどということ自体、土台無理なのだろう。

その分、日本人がいかに抑制的に生きているかということを、逆に思い知らされる。

自分が日本人として育ったことを良かったと思うし、それなりの日本人として、まだまだ(それは死ぬまで)成長していきたい。