
どんより
今年の流行語大賞、のノミネート30語が発表された。
流行語というわりには、私にとっては初耳のものが多く、見ていて、自分が流行に取り残されているのでは、と不安になる。
もちろん、流行語自体が悪いわけではない。むしろ、記録として残すことで、その年の空気や時代の記憶が刻まれるのは良いことだ。
それでも、中には全く意味がわからない言葉もある。
ほぼ毎日ブログを書き、ネットニュースもよんでいるが、ピンとこない言葉が多い。
きっと、これらの言葉を使っている人たちのあいだでは盛んに使われていたのだろうが、興味のない層にとっては使い方も意味もわからない。
流行語にも、分断がある。
そんな多様性の現代、選者の苦労も察せられる。
この中から私が選ぶとすれば、高市首相の「働いて──」と「オールドメディア」、「古古古米」だが、いずれも昭和の記憶を呼び起こす言葉だ。
これら以外は、当たり前感のある言葉や若者言葉が多く、特別な記憶は浮かばない。
個人的には「ガザ」「公明党離脱」「女性首相」「Tレグ」などを挙げたい。
さらには、今年ブログ界では少しは話題になったであろう、「gooブログ終了」も入れたいところだが、あまりにも限定的か。
「山本由伸」が時期的に間に合わなかったのは残念だ。
最近よく見かける「若い男の厚底靴」なども気になるところだが、これはあくまで個人的な感想にすぎない。
そもそも流行語大賞も、幅広い層に支持されなければ存続できない。
いわゆる大人世代ばかりが楽しんでいては、「昭和的」とのそしりを受けてしまうだろうから、若い世代の流行語も必要となる。
そして、そのノミネート語を眺めると、大人と若者のあいだの線引きが次第に明確になっていることがわかる。
国民全体の合意形成などとというものは、もはやあり得ない時代なのだ。
でも、分断は昔からあったのだろうが、今はそれが顕在化してきただけなのかもしれない。