
親戚の葬儀があり、参列した。
療養中であったのが、急に容体が悪化して亡くなったという。
山登りが趣味の頑強な方だったので、おどろいてしまった。
棺の中のお顔をみて、人は必ず死ぬのだなと、あらためて感じる。
葬儀の帰り、弟のところへ見舞いに立ち寄った。
モニターも何も取れて、3週間前には危篤状態だったのが嘘のように落ち着いている。
あと5年、10年は大丈夫そうに見える。
翻って自分のことを考える。
60を越え、あとはおまけの人生とわかってはいるものの、いつ死ぬのだろうとふと考える。
元気だった人が急に悪化して亡くなったり、危篤といわれた者が持ち直したり──
いつ死ぬのか、どれだけ生き延びるのかというのは本当にわからないものだ。
死ぬときに後悔すると、成仏するのも一苦労だろう。
そう思うと、「死ぬための準備」というのは、まずは後悔しないように生きておくことなのかもしれない。