こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

世の中に悪い人なんていないと思いたいけれど・・・2012年11月の読書記録

角田、辻村を読んで、人間ていいな、家族っていいな、と思ったのだけど。いっぽうで、現実の世界では紛争、戦争で多くの人の命が失われ続けている。そしてそのことを望みさえする人々がいる。人間の存在意義って、一つしかないと思うのだけど。

読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1028ページ
ナイス数:200ナイス

自分もおじさんとしてひとくくりにされているうちの一人かと思うと、若干複雑だが、仕方ない。私もおじさんである。 一番うれしかったのは、O型のおじさんのポイントが断トツで高かったこと。ほかのおじさんの評価も的確だったが、このO型のおじさんに関する評価はあまりにも的確で、このことだけでも買って読んだ甲斐があった。 イラストも◎。
読了日:11月30日 著者:なかむら るみ


額面通り受け取っていいのか、わからないが、先の米国大統領選挙の選挙費用が過去最高額であったということを聞くと、ここにあることも本当のような気がする。そして、死の商人。彼らは決して自分たちが人の死を利用しているとは思っていない。それでも、不幸な死は簡単に生み出されるし、日本だって、いつその危機に陥るかなどわかりはしない。
読了日:11月25日 著者:ベンジャミン・フルフォード


葵とナナコの話の途中でビビってしまった。この子達には不幸になってほしくない。そう思って、先へ進めなくなりそうになった。小夜子に対しても、ここで葵を見捨てちゃダメだよ、なんて我ながら恥ずかしくなるほどベタな読み方をしてしまった。主人公たちは生き方について、深く考えて生きている一方で、それ以外の人たちは風景のようだけど、生き方が違うだけでそれなりに必死に生きているんだよ。なんて思うと、角田さんの世界に、真の悪人はいないだろうと思える。そして、現実の世界にも、真の悪人なんて、いないんじゃないのかな。と信じたい。
読了日:11月25日 著者:角田 光代


妻が読み終わって、本棚に置いてあったのをふと手に取った。人間が生きていく上で必要なのは、いつの局面でもやっぱり愛情なのだと思わせてくれた。どの話も、すっと気持ちが入っていけて、妻のこと、子供たちのことを深く考えることができた。歩美君が高三の息子にダブって見えて余計によかった。
読了日:11月23日 著者:辻村 深月




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