
7月。
梅雨も後半に入り、じめじめした日が続いている。
本格的な酷暑を迎える前の暑熱順化の期間だと思って、せいぜい汗をかき、身体を暑さに慣らしておきたい。
暑熱順化とは、暑い環境に少しずつ身体を慣らし、汗をかきやすくするなど、体温を調節する機能を高めておくことだ。
日本の場合は湿度もあるので手強い。
ヨーロッパでも暑い日が続いているそうだ。
いくら暑いといっても、あちらは湿度が低いから日本よりは楽だろうと思っていた。
しかし、空気が乾燥していると汗がすぐに蒸発するため、自分がどれだけ汗をかいているのか気づきにくく、思いのほか脱水になりやすいらしい。
日差しの強さも日本と同じか、それ以上の地域があり、ずいぶん大変そうだ。
何よりつらいのは、ヨーロッパでは個人宅に冷房があまり普及していない地域も多いことだろう。
日本では、テレビが繰り返し「ためらわずにエアコンを使ってください」と呼びかけるほどだから、ほとんどの家庭に冷房設備があることが前提になっているのだろう。
そう考えると、日本は生活インフラの最低水準がかなり高い国だといえる。
ウォシュレットはどこにでもあるし、そもそも下水道や排水設備が整っているので、トイレットペーパーをそのまま流すことができる。
日本に住んでいると当たり前に思ってしまうが、世界のどこでも同じというわけではない。
そういう意味で、日本はやはり住みやすい国だ。
インバウンドが衰えないのもわかる気がする。
こうした暮らしやすさや社会インフラを、国力の低下を補う力へとどう結びつけていくのか。
それがこれからの課題なのだろうが、どうだろ。
せっかくなら、この暑ささえ何かに利用して、国の力に変えることはできないものだろうか。
これは、日本がどうこうというよりは、地球温暖化の問題なわけで、そう簡単にはいかないだろうが。