こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

どこかに通じる穴かと思ったら

今日も朝から雨

関東地方が梅雨入りして三日。

一日中降ったり止んだりで、じめじめしている。

この時期に雨がたっぷり降るからこそ私たちの暮らしは潤っているのだと、頭ではよくわかっているが、青空が見えないのはやはりつまらない。

 

昨夜帰宅した時には雨は止んでいて、ベランダから空を見上げたら、空に穴が空いていた。

撮った写真を見るまでもなく、それが雲だということはすぐにわかったのだが、この穴がどこか別の世界に通じるものだったら面白いのにと思った。

これよりずっと楕円形だった

 

村上春樹や星新一といったファンタジー系、SF系の小説には、こんな穴の話が出てくる。

ただ、それらは、人一人がやっと通れるぐらいのずっと小さな穴で、こんなに大きくはない。

いや、もしかしたら、こういった穴から宇宙艦隊一個師団が突如現れる、なんていう映画もあったかもしれない。

 

現実は、異界に通じる穴などというものはなく、この低い雲の向こうには、もっと厚い雨雲があったようで、星の瞬きは見えなかった。

こちらでは雨でも、雨の降っていないカラッとしたどこかへ通じる穴を使うことができたら、さぞ楽しかろうに。