
台風6号は日本列島の太平洋岸を駆け抜けていった。
大雨は降ったが、横須賀線は頑張って走り続け、目立った遅れもなかったようだ。
やればできるんじゃないか。
これならいつもと同じ電車でもよかったかもしれないと、大雨と大風の中傘を握りしめて病院までのバスに乗る列に並びながらそんなことを考えた。
私にとっては「早起きは三文の徳」だった。
朝のうちに、いつも以上に多くの仕事を片付けることができた。
やはり朝は頭の回転が圧倒的によい。
個々の処理能力は落ちている可能性はあるが、仕事の段取りなどは、むしろ以前よりうまく回せるようになっているので、相殺される。
昨日の帰りは楽だった。
学生がいないので、部活帰りの大きな荷物が通路をふさいでいたり、友達同士でゲームに興じていたりする光景を見ずに済んだのは何よりだった。
勤め人もずいぶん休んだようで、車内の乗客は普段の7割程度。こういう時はリモートワークに切り替えられるのだろうかと、少し羨ましくなる。
コロナ禍の時にも感じたことだが、こんな場面では医者という仕事はやはりブルーカラーなのだと実感する。
それでも、今日からはまたいつもの通勤通学ラッシュが戻ってきた。
昨日一日、閉門蟄居を強いられたであろう学生がホームに溢れている。
少々邪魔ではあるものの若者がいてくれると活気があって良い。
昨年の出生数が67万人とまた過去最低を記録したそうだ。
政府予測よりも15年ほど前倒しって、いったい誰がどんな計算をしていたのか。
いまさらどうこういったところでかつてのような子沢山の時代が戻ってくることはない。
だからこそ制度設計から子供の数に応じた対応が必要なのではないかと思うが、未だに子供が多かった頃の制度のような気がしてならない。
いい加減、子育てを親世代に押し付けるのはやめて、社会全体でもっともっと支援していかなくてはならず、子育て世代への負担集中という現在の社会保障の歪みについても考えなくてはならない。
