こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

毎日がエイプリルフール

さまざまな形の雲

朝のうちは晴れ。

昨夜のうちから段葛の桜を見て歩くことにしていたので、お弁当作りのない妻ものんびり起き出した。

雨でほとんど外に出られなかったアンは、フラストレーションが溜まっていたのか、元気よく歩いた。

元気のないフラットコーテッドレトリバーというのも心配になるので、今朝のアンはいかにもそれらしくて楽しい。

今日、4月1日はエイプリルフール。

嘘とか冗談にも、許されるものとそうでないものがあるのだと、歳を重ねるにつれてわかるようになる。

だが昨今は、その嘘とか冗談だったようなことが現実になっていて、まったく虚しくなる。

明日、宇宙人が世界を征服しにやってくる、などという嘘のような言葉に、人間自身が宇宙人の世話にならずとも世界戦争でも起こしてしまいそうな時代になってしまった。

しかも、それを止める手立てを誰も持っていない。

いつの間にか、エイプリルフールに洒落た冗談を考えよう、などという余裕もない、なんでもありの世界になってしまった。

私たち日本人も、いつまで現実から目を逸らしていられるだろうか。

今日から、二千品目以上の食料品の値段が上がるそうだ。

この数字だって、エイプリルフールの冗談のような話だが、現実になってしまった。

核兵器で世界が損なわれるのと、宇宙人に征服されるのと、どちらがましなのか、もうよく分からない。



今年のこの桜が見納めになるかもしれないというのも、冗談にならないかもしれない。