
ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻からほぼ4年。
今度はアメリカのトランプ大統領によるイランへの攻撃が行われたとの報道があった。
状況はさまざまに異なるが、大国がそれに劣る国を攻撃しているという点では共通している。
ウクライナ侵攻の際には、世界の多くの国が反対の声明を発した。
ではイランの場合はどうなのだろう。
イランはアラブ諸国へのミサイル攻撃などを行っており、四面楚歌のような状況にあるとも言われる。
そのためか、擁護する声はあまり聞こえてこない。
それとも、アメリカが怖くて、声を上げたくても上げられない国があるのだろうか。
一部報道では、出口戦略が見えていないとも言われている。
一度上げた拳を振り下ろしたはいいが、ではその目的は何だったのか。
今回はアメリカの単独行動の色合いが強く、国際的な協力を得るのは簡単ではないかもしれない。
アメリカの圧倒的な軍事力は、第二次世界大戦以降、世界の秩序を形作ってきた。
日本も太平洋戦争で敗れ、その後は各地に米軍基地が置かれている。
世界の多くの国が、アメリカに対して強くものを言いにくい状況は、今後もしばらく続くのだろう。
今回の攻撃は、イランの核武装を阻止することが目的だと言われている。
その点だけを見れば、全面的に反対することは難しい。
民主党政権であればこういう事態を食い止めることができたのか、それはわからない。
ただし、他国が体制転換を迫ることが許されるのかという問題は残る。
核開発とも連続する問題であり、判断は簡単ではない。
いわゆる「落とし所」がどこにあるのか。
アメリカ自身も模索しているようだ。
そして世界は、その行方を固唾をのんで見守っている。