こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

遊びで迷い込んではいけない世界を垣間見た

まだ星空

年末年始にわたしたちがニューヨークに行っている間、フラットコーテッドレトリバーのアンを預けていた、彼女の生まれ故郷のブリーダーさんからのお誘いで、アンをドッグショーというのに出陳(というそうだ)した。

 

まだ、夜が明ける前から遠路会場まで連れて行った。

山間の会場の気温は氷点下5度。

にもかかわらず、駐車場にはたくさんの車。

そして犬。

見たことのない犬もちらほら。

 

驚いたのは、柵どころか大きなテントを持ってきている人がたくさんで、みなさんせっせと犬の手入れをしている。

中には、プロのトリマーさんと思われる人もいる。

雇われてきているのだろう。

 

ブリーダーさんもこれまでに何度かショーに犬を出したことはあるらしいがあまり慣れていないようで、知り合いのハンドラーさんにアンを預けることとなった。

後で聞くと、ほとんどがプロだそうで、なるほど同じ人が色々な犬を何度も連れている。

YouTubeでみたのもそんなだったから、そういうものなのだろう。

”ショー慣れ”していないアンはそれでも敢えなくほぼ失格のようなスコアで帰ってきた。

帰ってきたと同時に私たちの胸に顔を埋めていたので、よほど緊張したのだろう。

車に戻ったら、ぐったりしていた。

 

それにしても、こんなところにこんなにたくさんの犬と、その飼い主、訓練士など関わる人がいることに驚いたし、それ以上にその大キャラバン。

中部、関西のナンバーも少なくない。

 

すごいな、としか感想はなかった。

たかだか犬の品評会、されど犬の品評会。

何事も道は深遠だ。

 

どうやら、ここは私のいる場所ではない、こういう世界に引きずり込まれる前に退散した方が良さそうだ。

アンとは一緒に遊びたいとアジリティーを教えているが、そちらもあまり深入りしないようにしておこう。

思うところはもっと色々あるが、負け惜しみに聞こえてしまうのでこれぐらいにしておこう。



いずれにせよアンにはちょっと悪かったが、今日はいい経験ができた。