
前線が通過するとかで、週の後半は雨模様らしい。
それでも朝のうちはまだよく晴れていて、6時過ぎに散歩に出た。
歩いていると、いろいろな人とすれ違う。
犬の散歩の人、ウォーキングをする人、掃き掃除をする人。
そういう人たちに会うと、妻は「おはようございます」と声をかける。
それにつられて、私も自然と挨拶をするようになった。
職場でも同じだ。すれ違うとき、相手から挨拶されると返すのはもちろんだが、最近は自分からはっきりと声を出すようになった。
こちらから挨拶をしよう、と思うようになったのだ。
歩きながら妻に言った。
思うんだけど、挨拶って、こちらからしても別に損するわけじゃないんだよね。
だから、今度からは廊下ですれ違うとき、こちらから挨拶しようと思う。
すると妻は、
そんなの当たり前じゃない。どうして損だ、なんてことになるのよ。
と言う。そこで私は、
まあ、そう思うから、こちらから挨拶しようと思うようになったんだよ。
と反論してみた。さらに、
でも、続けて向こうから人が来たときなんて、ちょっと困るんだよね。
と言ったら、妻は即座に、
みんなにするのよ。
そんなの人それぞれなんだから、当たり前じゃない。
とのこと。
確かにその通りだ。
そうやって人それぞれときちんと向き合っているから、妻の周りには自然と多くの人が集まってくるのだろう。
次に出勤したときは、もう少し勇気を出して挨拶しながら廊下を歩こう、そう思った。