こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

人間は何者かにならなくてはいけないのか

今日から二学期

ひとかどの人物、という言い方がある。

どんな人を指すのか、はっきりとはわからないが、何かを成し遂げた、立派な人、ということになるのだろうか。

では、具体的にどんな人のことを言うのだろうか。

社長、政治家、大学教授、そんな人のことを言うのだろうか。

そういった、何者かにならなかった人は、“ひとかど”ではないのか。

 

何者かになると言うのは、職業に代表される、専門性を得た人のことを言うのか。

卑近な例では、NHKの連続テレビドラマ「あんぱん」。

ヒロインが、「うちは何者にもなれんかった。」と、泣きながら語る場面があった。

人間が何者かになる必要などない。

あくまでもそれは生きてきた副産物に過ぎない。

人は生まれてきただけで、生きているだけで意義がある。

善良かつ公平に生きてさえいたら、それ以上を求める必要はない。