こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

仕事に必要なのは時間か人数か

ちょっと気持ちの良い風が吹いている

カレンダーをみるともう27日ではないか。

8月は31日にまであるので少しは余裕があるのだが、これは毎年のことでどうということはない。

今年も夏休みは9月に取るので、8月はほぼ皆勤だった。

そのおかげもあって、年休はまだ三十日以上残っている。

ちなみに夏季休暇もまだ残っている勘定になる

 

娘がこの前帰ってきた時に年休の話をしたら、「アメリカ人は年休は使い切るわよ」と言っていた。

どの程度の人までがそうなのかはわからないが、多くの日本人が年休を使い切らないでいるのではないだろうか。

 

私の勤め先では年休を最低5日は取ることを義務付けていて管理者はそれを履行させなくてはいけない。

それでも、皆さん忙しいようで、なかなか休みをとってくれず、困っている。

休めない理由として仕事量の多さを上げられてしまうとどうしても強く言えない。

人を増やしてくれと言われてもおいそれとはいかない。

 

私の場合、休もうと思えば休める。

病理医の最大の利点は、明日に回せる仕事があるということだ。

専門病院なので術中迅速診断はほぼ予約してもらえるし、剖検も昔は土日も受けていたが、今では働き方改革で週日だけになった。

そして、昨年から病理専門医が一人増えて、仕事量は単純に半分になった。

責任が半分になったわけではないが、とても助かっている。

やっぱり、仕事には人数が必要だ。

 

仕事に必要なのは時間なのか人数なのか。

たぶん、その両方だろうし、経験を積んだ人間を増やすということは、それなりの時間を投資した人だ。

結局のところ、時間と人数は掛け算のように効いてくる。

だが、人を育てるには時間が要し、その時間を埋めるには人数が要る。

答えはなかなかなでない。