
今年の夏は猛暑で蚊が少なくて、そうそう出てこないなどという話を真に受けて、たかをくくって昨日の夕方お墓の掃除に行ったらしたたか刺された。
お墓に行ったら蚊に食われるというのは昔からの定番で、ある意味お墓は蚊のすみかだ。
なぜお墓には蚊がたくさんいるかというと、おそらくそれはお花を生けるお花立てに水が常にあるからに違いない。
動物にはそれぞれ棲家があり、それを侵害されたら先住者は困ってしまう。
人間はそうやって、先住動物を困らせてきたわけで、昨今、熊による被害もこの一例だ。
知床半島で若い男性が熊に襲われて命を落とした。
世界遺産登録後初めての熊による人身事故だそうだ。
とても残念なことで、亡くなられた方にはお悔やみ申し上げるが、これも熊の世界に人が侵入したことによる事故といっていい。
世界遺産にするほどの自然なら、もっと人間の立ち入りを制限する工夫が必要ではないだろうか。
観光客が熊に餌をやるから、熊が人を怖がらなくなって、挙句熊に襲われる。
熊にしてみたらいい迷惑で、餌付けなんてされなければ人間とは別の世界に暮らしていることができたはずだ。
蚊にも、熊にも生存圏というものがある。
それを無闇に破って侵入したら、反撃されても不思議ではない。
3頭の親子グマが駆除されたというが、気持ちは複雑だ。
ちなみに私はお盆ということで、蚊は殺さずに帰ってきた。
まあ、仮にどの蚊を潰したところで、私の血を吸った蚊を確実に殺せるわけでもなく、1匹、2匹殺したところでどうせ後から後から出てくるので、殺しても意味がなかったということもある。