こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

対話力放棄の時代


秋晴れのさっぱりした天気。
こういう日は、朝から元気に動きたいところだが、このところなかなかそうもいかずちょっと困っている。

最近"無理"という言葉をよく聞く。
私も先日そう言われ、コミュニケーションが取れなくなってしまった人がいる。
”それはあなたの感想ですよね”、とか、相手の立場に立った会話とか対話ということを最初から拒否する言葉が横行している。

そのことが顕著なのが、ウクライナパレスチナの戦争。
直接対話は困難で、それを止めようと周りが介入しても埒が開かない。
人間はいつまでこんなに愚かであり続けるのだろうと思うが、おそらくそれは永遠に続く。

人間一人ひとりの人生は短く、いくら学習しても学びきれない。
それに、元来弱い存在だから、自己防衛のためにしなくてはいけないこともたくさんある。
そして、誤ったことをしてしまっても修正が効かない。

人間には落とし所ということを探す力があるはずだが、冒頭に述べた対話の拒否は、それらを一切拒否する。
立場によってものの考え方、捉え方は大きく異なるが、その溝を少しでも埋めることのできるのが対話であるとは思うが、今の時代はそれが面倒になってきてしまったようだ。
相手の立場にすら立てない

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