こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

最後はヨタヨタだったけど


 長かった。

 あれこれの原稿をずーっと抱えてきたが、やっと最後の1本を脱稿した。最後のは青息吐息、それこそヨタヨタしながらなんとか書き上げた。1年で9本、よくやったものだ。どんな原稿かといったところでいわゆる依頼原稿とか分担執筆とかで、大したことはない。

 そんなもの書いている暇があったら論文の1本でも書け

と、とても厳しかった私の指導教授だったら言っただろうが、還暦手前のおっさんにはこれが精一杯だ。考えてみたら、あの人から見たらブログもこんな原稿も同じようなものだろう。

 書くのに費やす時間とプレッシャーに比べたらごくわずかな原稿料だったり、そこに名前を乗せてもらうだけのような原稿もあったりとかで、一体なんのために書いているのだろうかと疑問に思うのはいつものことだが、かと言って誰からもお声がかからなくなったら寂しいと思う。

 死んだ親父のモットーだった、頼まれた仕事は断らない、というのを実践してきて、確かに一旦断ったら次はないということを感じながら、後悔しながら結局引き受けてきた。

 このある意味”モテ期”のようなことがこの先あるとは思えないので、せいぜいいいい思い出として大切にしておきたい。
天気は良かった

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