こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

緊急事態宣言の延長と政治家の壁



先週末あたりからの昼間のポカポカ陽気で勘違いしていたが、朝はすごく寒かった。鎌倉の気温は0.5度。考えてみればまだ2月3日なのだから当たり前で、そんなに春が早くきては調子が狂う。子供の頃は、今の時期が真冬だと思っていたが、それは関東地方では降雪が2月、3月に多かったからなのだろう。凧揚げ、コマ回しに興じていた1月ごろの方がよほど寒かったはずなのに、子供の感覚とは面白いものだ。寒暖の差が大きくなって、最高気温と最低気温の差が10度以上になるらしいが、寒いうちに病院の建物に入って、寒くなってから出てくる生活をしているので、このことはあまり関係なさそう。

新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のための緊急事態宣言が1ヶ月延長された。内閣官房より出された”新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言”では、外出・移動、イベント、施設の使用、テレワークなどについて書かれているが、結局のところすべては”会食”に繋がっている。今や、マスク越しの会話に不自由を感じる人はほとんどいない。老若男女を問わず、マスクなしとなる会食での飛沫が感染拡大の原因であることは間違い無いので、”宣言”でもそのことが強調されている。


感染状況を示すカーブが下向きになってきて、多くの人が緊急事態宣言の効果を実感し始めているが、このような状況をどれだけの間続けることができるか疑問だ。だが、完璧に続けることができなくなってもこの2ヶ月で”新しい生活様式”に多くの人が順応することができたら、感染をコントロールすることも夢ではない、そんな希望もみえてきた。

ただ、それが現実のものとならないのはやっぱり政治家の壁があるからなのはいうまでもない。一部では国会をオンラインで行うという意見もやっと出始めたたようだが、そんなこと、”声の大きさ”で恫喝することを旨としてきた代議士が受け入れるはずがない。憲法が足かせとなっているようだが、解釈を変えるのが上手い人はいるだろうに、どうして進まないのだろう。オンライン化したら陳情だって銀座のクラブで受ける必要はないわけで、地元でじっくり話し合ったらいい。議員同士の情報交換はオンラインで行ったらいい。国民の生命、財産を守るというような覚悟があったら、そういった方策を考えていったらいいのに、多分嫌なのだろう。面倒だし、内緒話ができなくなりそうだし。

STAR WARSの中でジェダイ最高評議会はオンライン会議だったが、パルパティーンが銀河共和国最高議長に選ばれた銀河元老院の会議は向こうが見えないようなとてつもなく大きな会場で行われていた。あれも、効率非効率を対照的に表していたのだろうか。

感染状況の改善がみられ、医療体制の逼迫が改善したら早く終わらせるというようなことも言われているみたいだが、見切り発車だけはしないでほしい。本丸である東京、そして神奈川、埼玉も十分コントロールできるまでは、絶対に解除できない。この3都県は最低でも1ヶ月の延長である覚悟が必要だと思う。


油断は禁物

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