ナイト(フラットコーテッドレトリバー、7歳)の散歩道の一つに”フゾクの横の道”というのがある。”フゾク”というのはもちろん、附属学校の意味で、鎌倉のそれは横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校・中学校だ。一時期、教育学部が教育人間科学部という名称だったので、日本でも有数の長い名前の学校としても知られていた。その、附属の小学校の方の校庭に、アロエのお化けのような巨大な葉っぱの草が生えていた。その先に、最近たくさんの蕾がついてきていた。といっても、いつもぼんやり散歩している私はあまり意識していなくて、気づいていなかったのだけど、妻がその異変を教えてくれた。
妻が散歩中にそのアロエのお化けを見上げていたら、通りすがりの人が教えてくれたそうで、リュウゼツラン、という花だそうだ。ウィキペディアなどで調べると、これはリュウゼツラン科の花で、アガペーともいうそうだ。アロエ科のアロエとは全く違い、ランという名前がついているけれどラン科でもない。竜舌蘭という名前は先の尖った多肉質の葉っぱを放射状に広げる姿が、竜の舌を思わせることによるそうだ。生育がゆっくりで、花を咲かせるまでに数十年かかることから、「センチュリープランツ(世紀の植物)」という別名を持っているそうだ。詳細は参考にした”リュウゼツラン属”、”リュウゼツラン(アガベー)の花言葉と育て方!テキーラの原料になる?”の項を読んでいただきたい。

絵合わせしてみると、アオノリュウゼツランリュウゼツランという種類のようで、日本の植物園では神奈川県藤沢市の江の島サムエル・コッキング苑(旧・江の島植物園)に数十株が展示されているそうで、この株、そこからでも分けてもらってきたのだろうか?

そのリュウゼツランだけど、昨日も見に行ったら一輪、黄色い花が咲いていた。いよいよ開花が始まったようだ。今日はもっとたくさんの花が咲いていた。30年だか、50年かかって咲いた世紀の花だ。あと、数日もしたらどのようなことになるのだろうか、楽しみだ。

ところで、そのアロエのお化けのような葉っぱなのだけど、竜舌蘭に花がつき始めると葉に蓄えた栄養を花に送るそうで、やがて葉っぱはやせ衰え、枯れてしまうそうだ。この株もこのあと枯れて、折れてしまうということだ。ずいぶん儚い話だ。

こうやって、開花に向けて咲いていく姿を見ることができたなんて、とても幸運だった。最後まで見届けてあげたい。
鶴岡八幡宮のすぐ横です
