人間はどうして他人にほめられようとするのだろう。ほめられるようなことをすれば、誰かから、ごほうびという形とかでなにかをもらえたりするからだろうか。オリンピックの金メダルなんかはその最たるものでトップアスリート達はメダルを目指してしのぎを削る。

あるとき、あるスポーツ選手が「自分で頑張った自分をほめてあげたい」と言って話題になった。その言葉の真意は、その人の中にしかないのでわからないが、それを聞いたそれぞれの人がいろんな思いを持ったのは間違いない。私はその言葉についてその時あまり深く考えることはしなかったが、ここのところその言葉をたびたび思い出すようになった。
自分で自分をほめる、というのは他人による評価は度外視して、自分が自分をよく評価するということだ。自分のことは自分にしかわからないのだから、自分がやっていることというのは自分が一番よくわかっている。可能な限り行ったことならばほめてあげていいし、もうちょっと頑張れたのならそのことを自覚して、つぎ頑張ればいい。

スポーツに限らず、勉強、研究、仕事、なにをするにつけても、すでに評価方法が定まったことをすればその型にはまった人が一番になる。結局、どこまでいってもそこにあるのは他人による評価だ。他人は自分に対してそれほど熱心ではないし、自分のことをわかってくれていない。だから、なにをするにしても、自分が壊れてしまうことがないよう自分との折り合いをつけながら最高のパフォーマンスをすればいいし、それができたとき、自分で自分をほめたらいい。自分を評価するのに他人からの評価は関係ない。
他人からどう見られているかも
