こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

人生は未来にこそある

今ある自分というのは、これまで生きてきた中でのさまざまなことの積み重ねだ。その結果ともいうべき今の自分を肯定的にとらえるか、それほど肯定できないものとしてとらえるかは人それぞれの考え方次第だ。いずれにせよ、自分は今、生きているし、おそらくこれから先も生きて行きたいと思っている。

では、これまで人生に起きてきたこと、すなわち過去とはいったい何なのだろう。過去のことというのは時間の流れの中に過ぎ去り、これまでの自分の人生で経験したことの痕跡以外の何ものでもないのに、いつまでたってもそれにこだわることがある。果たしてそれは生きていく上で必要なことだろうか。

他人との関係で整理すべき事項はいくつかあるが、それらはすべて社会的の一員として果たさねばならない義務である。だから、それらは本質的に自分の内面の問題である自分の人生とは全く関係ない。だから、今いる社会が自分の自己実現のために不適当ならば、そこから出てしまえばいいだけの話だ。したがって、これから先の人生に過去は関係ない。過去を振り返る必要などなく、今ある自分のすべてを肯定し、今がそれぞれの人の人生の出発点と心を定めて生きる。人生とは未来にこそあるものだ。

 未来に向かって

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ