こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

いつからこんな私になったのか(8/8)こんな私のこれからの人生

私がどうしてこんなになってしまったのか、考えるきっかけになった妻への意地悪がどんなものだったのかすっかり忘れてしまった。

犬も食わぬようなつまらないことだったのか、それとも忘れてしまうこと自体がいただけないことなのか、わからない。

とにかく、この一週間で、いくつかのことを考え、私の人格形成に影響したいくつかのことがわかった。

 

まず、中学受験を経験したことで、人間が点数化されるものであるということ、点数によって優劣を判断することができると思うようになってしまった。

それも、それぞれの場所で点数が良くても意味が無く、偏差値と言う普遍化されたものによって判定されるものだと考えるようになった。

私は、偏差値の高い、低いでしか人を判断しなくなり、その結果、人それぞれの個性に目を向けることはなくなり、それぞれの人は数値化されたものでしかなくなった。

これでは、他人を大切にすることはできない。

他人を大切にできない自分のことが私は嫌いになったのかもしれない。

もう一つは、自分で自分の進路を決めなかったことで、自分の人生に責任を持つことができなくなった。

自分の人生に責任を持っていないから、自分の人生が嫌いになる。

この二つのことで、私は自尊心を失った。

自尊心というものが生きて行く上で必要かどうかはわからない。

そんなものあるだけ邪魔という人もいるだろう。

だが、私には無い物ねだりかもしれないが、自尊心が持っていたかった。いまさら、自尊心を持とうなどと考えても無理だろう。

だが、その原因が少しでもわかったということは、私にとっては喜ぶべきことであるのはたしかだと思う。

 

ただ、少しだけ私の自尊心を保ってくれているものがある。

医者になることを決めた後のことだけど、病理医の道を選んだこと。

そして、妻を選んだこと。

これは、私の選択であるし、偏差値にも関係ないことだ。

 わかったことは少しだが、大きかった

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