こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

ただいま

病理学会が終わった。行く前はずいぶんと入れ込んでいたが、鎌倉に帰ってきたら、気が抜けた。

それにしても、学会に行くと落ち込む。
自分の発表が無事終わったとホッとしているのもほんの一瞬。
だけど、学会に出て世の中には自分よりも優れた人がこれほどいるのかということを目の当たりにするたびに落ち込みがひどくなる。

どんなことが優れている人に対して落ち込むかというと、記憶力の良さというよりは、考える力のほうだ。
単に知識が多いだけの人というのは、だんだんわかってきた。もちろん、それはそれでそういう人も大したものだと思うが、そんな人に対して落ち込むことはない。

すごいと思うのは考える力のある人であり、そしてそれを実行に移している人だ。考えるだけなら、そこで足を組んで阿呆杖をついていればいい。

だが、それを実行に移している人というのはすごい。いろいろなことを調べ、いろいろなことを整え、実現している。

いずれにせよ、職場を出て、多くの人と接するといい刺激になる。

やりたいこと、やらなくてはいけないことは、まだまだたくさんある。

病院に戻ったら、また新しいことに挑戦する気力は残っているだろうか。


ただいま、ナイト。帰ってきたよ。
まずは、ゆっくり休もう。

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