二日続きの雨。
昨日の朝、傘をさそうと思って開いたら、中棒から手元が取れてしまった。お気に入りの傘で何かあったら困るのだが、もう一本の長い傘が壊れてしまっているので、この傘をさすしかない。
花散らしというには、あまりにもひどい暴風雨のなかを、傘の損壊を恐れつつ駅から病院まで歩いた。
あまりの風雨に後悔しつつも、とにかく歩くということに決めているので、しかたない。
歩いている人などほとんどいないなか、傘を両手で押さえながら前に進んだ。時々、突風で傘が折れそうに曲がる。
それでも、なんとか病院にたどり着いたが、体中びしょびしょ。
この間の濡れ鼠、というような状況ではない。着いてすぐに替えの服に着替えた。
傘にはたくさんの桜の花びらが付いていた。
たいがいは、こういうことがあればあとは一日平和なはずなのだが、病理の部屋に行って診断システムの入っているPCにスイッチを入れたら、起動しない。
顔面蒼白になったで。
ここ数年のデータが入っている。
パソコン会社のHPからトラブルシューティングの方法をみる。
「コンセントを抜いて、しばらくしたらもう一度電源をいれてください」
周辺機器をとって、コンセントを抜いたり、挿したりを繰り返したが、いっこうに埒があかない。
自力更正はあきらめて、情報管理部門に連絡をする。
別の部屋に、使用頻度の低いPCがあったので、それを持ってきて、仕事は再開できたのだが、こわれたPCのハードディスク内にあるデータはどうなる。
研究報告書の締め切りももうすぐだ。絶望的な気持ちになっていたら、情報管理部門の人がハードディスクから直接データを取り出してくれた。
地獄に仏とはこのこと、助かった。
PCのパフォーマンスは落ちるものの、なんとか仕事はできていたのだが、そうこうするうちに、レジデントの先生の顔色が真っ青に。体調が悪かったようで、早めに帰宅させた。
やれやれ、と思いながら帰り際、もう一人の病理スタッフドクターが、
「先生、気をつけて帰って下さい。今日はまだ終わってませんから」と、縁起でもないような心配してくれたので、気をつけて帰ってきた。
そうしたら、妻が風邪で寝込んでいた。
なんとなく、今日の残りがある間にアップするのは嫌なのだが、あまりにいろいろありすぎて疲れて眠い。
このあと寝るまでの10分の間に何かあったらお慰みである。





