秋の文化祭シーズン、娘が通う学校でも文化祭が催されていて展示があるということで昼から出かけようと思っていた。「いってきます」と言って出かける娘に、「じゃ、あとで行くから」と声をかけて送り出した。
だが、NHK朝の連続テレビ小説『純と愛』を見終えたところで、携帯が。
私の携帯、家族以外は職場からの電話と決まっているので、出てみると仕事の依頼。
今日の今日ということで、12時開始ということにしてもらって、あわてて身支度し、娘の学校にちょっとだけ顔を出してから病院に向かうことにした。
娘の係の場所がわかっていたので、会場にまっすぐ(会場案内係の子に連れて行って)もらった。娘に声をかけ、すぐに学校を出て病院へ。約10分の滞在だったが、女子校の文化祭、やっぱり楽しいものだった。
病院に着くとオンコールの技師さんもすでに待機していてくれた。
先週、今週と二週続けて週末に出勤しているが、病理とはいえ病院勤め、完全週休二日は難しいものだ。
それに、臨床医だけで対応できず病理医が出て行く状況、というのは、患者さんも大変重篤な状態である。一生のうちに一度あるかないかの状態であり、その人の運命の極限状態にある。
だから、病理医たるもの、「またか」ではなく、その人その人に応じて努力しなくてはいけない。
直接患者に接しないからといって、日常の診断、迅速診断、解剖、外来、いくつになってもいつも緊張する。
こうやって、(現役の間は)ずっと裏方でやっていくのだろう。
自分で選んだ道だから、引き返すことはできない。



