こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

まさか占いが当たっていたなんて

昨日は踏んだり蹴ったりの1日だった。

まずは、寝入りばな、1時頃だろうか、蚊がいるからと妻が部屋の明かりをつけて、30分くらい蚊を追いかけ回して、なんとか撃退したようだった。
寝不足で朝起きたら、クビが動かない。どうやら寝違えたらしい。
湿布を貼って、痛み止めの薬を飲んで出かけた。この薬、胃が荒れるので胃薬を一緒に飲む。
通勤途中は支障なく、無事病院に着いた。
咲き出したキンモクセイがあったりして、眠気も忘れる。今日は、大丈夫。

午前中はあっという間に過ぎたのであまり覚えていない。相変わらず、首の具合は悪い。
そんななか、追い討ちをかけるかのように昼ごろから、運気が急激に下がり始めた。

昼食は大概同僚らと連れ立って院内の食堂に行くのだが、食堂に着いた時にPHSを病理診断科の自分のデスクに忘れてきたことに気がついた。
メニューをみて、注文を頼んでPHSを部屋まで取りに帰った。
注文したのは唐辛子いっぱいのつけ麺。よせばいいのに、ひとまわり年下のレジデントと同じ大盛。

完食。



医局に戻って、食後の歯磨き、メールの整理と文献検索しているうちにお腹がふくれてきたような気がした。

病理診断科に戻って、午後の仕事に取りかかったら、どうやら少しお腹も痛む。
最初のうちは、食べ過ぎでお腹がふくれていたのだろうと思っていたのだが、胃のあたりが痛むのはどうやら昼の唐辛子のせいと思い至った。とても辛いものを食べると、こうなることが多い。

だが、そうこうしているうちに、技師さんが北海道のトウモロコシがきたので、おやつにどうぞと、電子レンジでちんしたものを持ってきてくれた。
もちろん1本食べてしまった。
トウモロコシを食べても胃の痛みは収まらない。
仕方ないので、胃薬を飲むが、そうそう収まってはくれるものではない。

午後遅くから始まる脳外科の手術の術中迅速診断の予約が入っていて、帰ろうにも帰ることができない。溜まっている仕事を、胃をおさえながら、粛々とこなす。まあ、どっちにしても胃が痛くて帰ることができなかった。
途中から手術室に行って、モニターで見ていたのだが、脳外科の手術は相当な難手術だった。
検体が出てきたのは22時過ぎ。眠気を覚まして、診断をして病院をあとにした。
さすがに、人気のない住宅街をこの時間に歩くというのは、自分自身物騒だし、怪しまれもする。
病院の前のバスに乗って、いつもと違うルートで帰った。

ヘトヘトになってしまったので、座って帰ろうと、横須賀線はグリーン券を買ってグリーン車に乗った。
夜半近くなると、横須賀線グリーン車2座席を一人で占領している酔っぱらいとかが多い。
通路側にわざと座って窓側を空けておく人とかもいる。
そんなところで、やっと空席があって座ったら、いきなり「チッ」。
缶ビールを片手に、邪魔そうな目で見られる。どうしてここまで、ついていないのか。
悲しくなったが、気を取り直して本を読む。

やれやれ、今日ほどあれこれ運の悪い日というのは滅多にない。
こういう日というのは、やっぱり占いでの運勢も悪いのだろうか、と思った。
試しにどうかと思って、スマホを取り出し、「星座、血液型、占い」と検索。
今日の星座血液型占いというページがあったので開いてみた。

まずは、星座。私の星座、射手座は全体の11位。なんだ、最下位ではないのか、ということは、まあ、占いなんてやっぱりあたらないものなのだな。と思った。
次に、血液型。私の血液型O型は3位。ほら、やっぱり。まあ、こんなもんさ。

しかし、違ったのだ。
このページ、星座と血液型を組み合わせて、12×4、すなわち48の運勢を占っているのだ。
まあ、両方とも最下位でなければ30位台だろうと思っていたら。違った。

なんと、最下位48位は射手座のO型。

まさか、占いが本当に当たるものとは。

もちろん、鎌倉駅を降りたあと、車に気をつけて帰ったのはいうまでもない。

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まあ、こういうのは表裏一体、どれも裏を返せばいいこととも取れます。(蛇足)