こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

あきれたレジデント・・・君のような医者は絶対に伸びない

ポジティブなことを考えようと思っていたのだが、この時期、例によってサイアクの気持ちに突き落とされる。

学会用の写真の依頼。

2、3年目のレジデントがいきなり、鏡検室に押し入ってきて(もしくはいきなり院内PHSで)、依頼してくる。
「今度学会で、病理写真を出したいんですが、お願いできますか?」

『ふざけるな。病理医は無料の自販機ではない。』
と、心の底で暗くつぶやく。

だいたい私は共同演者でもなんでもないし、おまけに発表は今週末とか・・・

もちろん、私は診断中であり、直前までとっていた所見に関する考察は雲散霧消してしまう。
また、一から診断し直しである。
「あんたら、自分で標本見てから発表しろよ」
肉芽組織をみて、炎症細胞も、線維芽細胞も、血管内皮も、なんにもわからず、なにを人に説明するの?

もし、この記事を読んでいる、30歳前後の若い臨床の先生がいたら、自覚して欲しい。
学会発表をしようというようであれば、組織標本は、まず、自分でみなさい。
わかるまで、とはいわないけど、病理診断書に10個キーワードが書いてあるとすれば、そのうちの1つか2つくらいはわかるように努力しなさい。
あなたが知らないだけです。
(外科とか産科とかでも)頑張る人は、一生懸命時間を作って頑張っています。



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