こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

意思疎通障害社会


【from Editor】少子化の本当に怖い話(産経新聞) - goo ニュース

このような話は、子供に限ったことではない。
私自身、そう思うことがある。古株の技術職員との間で、会話が乏しくなっていることを自覚する。月に1度ミーティングがあるが、そのときに、コミュニケーションの大切さを訴えるが、病理のような基本的にはルーチンワーク中心の職場では、お互いに会話をしなくても済むようになってしまっており、病理医自身、技術職員に一定の動きを期待してしまう。
「単語でしか話せない子供が増加?」というよりは、「単語でしか話せない人間が増加?」の方が正しいのではないか。人間が、機械を動かす部品、となっている現在、マニュアル通りにしていれば良い訳で、そこにコミュニケーションは必要ない。さらには、意思疎通にはPCやメールといった、非接触型ツールを用いて証拠を残しながら行うことが必須となっている。これらはわれわれ大人が普通にやっていることである。われわれ大人自身が会話を単語でしかしなくなっている。子供を悪く言ってはいけない
コミュニケーション能力を高める必要性が声高に言われているが、大人がこのような状態では、具体的な方策はなかなか見つからないはずだ。