こんな気持ちでいられたら

昭和育ちの病理医。今日も顕微鏡を覗き込みながら、細胞1個1個と会話しています。

ついに(2)


中二のとき、同じ電車で通う友人の一人が、渋谷駅のホームで鳩を手当たりに次第に足蹴にしていた。尋常ではないその光景に私は理由を尋ねた。
そうすると、その友人はその問いには答えず、別の友人が説明してくれた。
「あいつ、鳩にフンをひっかけられて以来、ああなんだ・・・」

それ以来、私は鳩のフンを極度に恐れるようになった。とくに、通学の行き来で、制服なんかにフンをひっかけられた日には、歩けなくなる。

5年位前に駅にむかう自転車の1メートルくらい前に、カラスにフンを落とされたのが、最大の危機だったが、それはかろうじて切り抜けたのだが・・・

ついに・・・・・・

ついに・・・

やられた。

ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと逃げ続けてきたのだが、ついに
フンをひっかけられた。